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山形県有機農業者協議会

志藤会長

志藤会長

2018年3月23日 第12回総会を開催しました。

挨拶をする志藤会長

 

 

中川専門員

中川専門員

中川専門員(山形県農林水産部農業技術環境課)

会員の質問(有機農業の推進ついて各市町村で温度差がある事について) に答える中川専門員。

 

 

木島利男代表理事

木島利男代表理事

二部 有機農業推進研修会
講師 木島 利男
(公財)農業・環境・健康研究所代表理事 
テーマ
「有機JASから自然農法への可能性」
無施肥栽培の技術と品質を中心に地産地消だけでなく、旬産・旬消の必要性や、コンパニオンプランツ、伝承農法の播種・定植方法など、化学的かつ実践的な技術の紹介も多く、とても参考となる講演となりました。


庄内協同ファーム・生産者集会 を開催しました。

 例年の通り第一部は、各部会から報告(前年の作付実績・生産目的・目標の活動と今年の活動計画)全体としての取組を事業管理部。又、各委員会からは、活動の報告と総括又次年度の計画の発表。(有機JAS委員会、生産履歴監査委員会、安心農産物生産委員会)

 全体討議として、(組合員と有機栽培面積拡大の為の課題と方針)と題して、現状有機栽培面積が減少傾向にあり、生産者集会という場に於いて問題提起する事により、生産者及び当団体の問題を全員で共有する機会を作りました。特に若手の生産者から普段は聞くこの出来ない意見も出されました。

180314生産者集会プログラム.pdf

第二部 講演

講演 (種子法廃止とこれからの日本の農業について)

    弁護士・元農林水産大臣   山田 正彦氏

  一般無料公開をした事で、福島県郡山市や尾花沢市からの来場もありました。種子法(米・麦・大豆の種子で主要農作物種子法)は、国の管理下で各都道府県が中心に、種子の国内自給の確保・品質の維持や食料安定供給の為の法律でした。この法律のおかげで日本の米の種子は100%国産を維持し、又元々各地域に根差していた伝統的な種子が守られてきました。しかし、昨今流行?の民間活力の導入を背景に今年の4月から廃止となりました。今後は特に多国籍企業やバイオメジャー等が市場参入可能な為、効率や資本の論理が優先され価格の高騰だけにとどまらず、遺伝子組換え種子が主流になるかもしれません。

  今回の山田氏の講演では、種子法廃止も実はTPPが根底にある為、日本が守ってきた育種の知的財産が外国の会社に無料での公開も可能となってしまう等問題も多い事を知りました。又諸外国の状況としては、カナダは2015年に育成権者保護法が出来、大部分が農務省、大学等の研究機関が増殖する(公共品種)を栽培している。豪州では、小麦は認証品種の割合は5%で、残り95%は自家採種して栽培している。米国は小麦の種子の3分2が自家採種で種子を購入する場合はカンザス州立大学、テキサス農業試験場で生産・認証された公共品種を購入・栽培している等他国では、主要穀物については農家は公共品種、自家採種が主流で、日本だけがなぜ食料の根源である種子を守ろうとしないのか不思議です。ただし国内でも、兵庫県や新潟県では種子条例案を提出しており今後追随する自治体も増えそうです。尚、参考として韓国では米韓FTAによって国内法200本を変更せざる得なくなった等の説明もありました。

生産者集会の様子

生産者集会の様子

山田正彦氏に質問する生産者の志藤

山田正彦氏に質問する生産者の志藤

山田正彦氏の講演

山田正彦氏の講演

種子法廃止の問題点ついて説明する山田正彦氏

種子法廃止の問題点ついて説明する山田正彦氏


2017年度「お米」と「お餅製品」のご案内

 2017年のお米の状況ですが、東北地方では6月の低温により、稲の生育も一週間から10日程遅れ、その遅れた状態がそのまま収穫期までスライドしたようになりました。この時期の庄内平野には刈り取りが終わった田んぼにハクチョウが飛来し、落ち穂をついばむ姿が至る所で見かけます。9月の作況指数は平年作ということでしたが、最終的にはやや落込みそうです。ただ生産者の方々はお取引様や消費者の皆様に安全でおいしい「お米」と「お餅」をお届けできるよう作業にあたっております。私共で栽培している品種は、今年も、つや姫をはじめ、コシヒカリ、ひとめぼれ、ササニシキともち米(でわのもち)を加えた5品種です。有機栽培や農薬を極力減らし化学肥料を使わない栽培を行っております。今年全農が提示した概算金は、3年連続の引き上げ傾向とはなっておりますが、農家の厳しい状況に変わりはありません。一方で私共が取り組んできた産直活動においては、お取引様や消費者の皆様のご理解を賜りながら共に歩んできたという想いと自負があります。今年もこのように新米のご案内ができることにあらためましてお礼申し上げます。
現在は米の等級検査も実施中で、検査が済み次第出荷対応致します。餅製品もこれから量産体制となりますので、「お米」「お餅」共々よろしくお願い申し上げます。

 尚、放射能検査結果については、庄内南部(鶴岡市、三川町、庄内町)では9月13日県で検査が行われ不検出の結果により、本年の米の出荷自粛の解除となりました。又幣組合においても必要に応じて自主的に検査を行う予定です。
山形県の放射能検査結果公表のアドレスです。
http://www.pref.yamagata.jp/houshasen/food.html

 

庄内協同ファーム米部会 秋の圃場巡回にて

2017年9月14日 米部会 生産者集合写真

2017年9月14日
米部会 生産者集合写真

2017年9月14日 有機圃場 つや姫

2017年9月14日
有機圃場 つや姫

 さる9月14日に庄内協同ファームの米部会の圃場巡回が行われました。今年は6月に低温が続いた為稲の生育が思うように進みませんでした。7月はそれなりに暑かったのですが、8月は逆に例年よりも気温は上がりませんでした。東京でも降雨が20日連続と記録尽くめの異常気象でした。ここ庄内地方も不安定な天候が続き、雨が降らない日はない様な状態が続きました。圃場を巡回してみて、例年のこの時期に比べると全体的に黄金色にはなっておらず、今年の刈取りは10日程遅れそうな感じです。しかし、稲は自らの生命力で成長し、収穫されるのを待っているようにも見えました。私共生産者一同、高品質でおいしいお米を提供できるよう、今後も収穫・出荷作業を行って参ります。

 庄内協同ファームでは、有機栽培はカモ・紙マルチ・チェーン等を駆使しながら除草する農法、又農薬も極力使用せずに最小限に抑えながら、近年問題になっているネオニコチノイド系農薬は使用せず、環境に負荷を与えない栽培に取り組んでおります。堆肥は有機質肥料を使用し化学肥料は使用しない、安心・安全なお米作りに心がけております。

 農産物や加工品を通して生まれる出会いと交流が私共の栽培に励む原動力になっております。今年も庄内協同ファームのお米、餅、加工品をご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

2017年9月14日
庄内協同ファーム
米部会事務局

 


2017年 庄内柿圃場巡回

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前日まで続いた大型台風21号も去り、本日はいわゆる台風一過で絶好の圃場巡回日和となりました。台風の影響で柿の落下も心配しましたが、幸い被害も無く例年並みの収穫量が期待出来そうです。ただ、色つき具合が5日程早い為収穫時期のピークも早まりそうな気配です。

2017度庄内柿のご案内

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2017年稲刈り風景

生産者 石垣 忠彦  稲刈り日 10月14日

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品種  はえぬき 

今年は例年になく、刈取りシーズンに雨が多く写真取りのタイミングがなかなか合わず不本意ながらファームでは扱ってない品種の画像となりました。

ファーム分は5町歩ほどで有機米のつや姫、コシヒカリを中心に栽培しております。

今年は8月の登熟期の日照不足もあり、反収は例年より悪くなりそうです。特に有機米が

不作気味です。グレンタンクには一般米(慣行栽培)だと2反歩位・有機米だと3反部位の籾が入る為、一般米と比較すると有機米の反収が低い目安にもなります。

 

生産者 髙橋直之    稲刈り日 10月17日

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品種 減無栽培つや姫(栽培期間中化学肥料不使用:化学合成農薬8割削減)

ファーム分は約9町強の栽培で餅製品の原料である(でわのもちやつや姫(有機・減無))を中心に栽培しております)。昨年は9月16日から稲刈りを始めましたが、登熟期の日照不足や刈取り時期の雨の影響で9月22日から始めましたのでかなり遅いスタートとなりました。有機栽培、転換中有機栽培、減無栽培と品種がひとめぼれ、はえぬき、つや姫、でわのもち等多種多様な栽培をしています。その為混在も心配で、特に清掃にも時間が掛かります。今年の収量の感触は、やはり有機米が不作となりそうです。

カイト鷹について(今年から試験)

お盆頃から秋の稲刈り終了まで田んぼに設置しておりました。稲刈りシーズンは終了まで約1ヶ月間掛ります。その間に近隣農家が徐々に稲刈りが終わっていく中、稲が残っている田んぼにスズメやムクドリ等が集まり穂が狙われるわけですが、カイト鷹の恩恵かその田んぼ付近には小さい鳥はあまり来なかったようです。カラスやサギ・トビ等の大きい鳥は気にせず来るので小さい鳥に効果があるのかも知れません。


アジア学院研修生受け入れ

集合写真(事務所前)。

集合写真(事務所前)。

説明に対する通訳等を行っている大柳副校長。 今年の研修生の出身国は、バングラデシュ、カメルーン、東ティモール、インド、リベリア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ジンバブエです。当学院は民族、習慣、価値観等の違いを超えてより実践的な学習を行っている学校です。

説明に対する通訳等を行っている大柳副校長。
今年の研修生の出身国は、バングラデシュ、カメルーン、東ティモール、インド、リベリア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ジンバブエです。当学院は民族、習慣、価値観等の違いを超えてより実践的な学習を行っている学校です。

アジア学院研修内容

今年で13回目の受入となりました。

研修日時 2017年8月29日(火)AM 9:00~ AM12:00

例年の通り組織の歴史や現在の取り組み、又有機農業と加工食品の現状、将来性等について説明しました。庄内研修としては、8月22日~8月30日までの日程で、JA組織や個人農家、地元生協、各農業団体、保育園などが研修先として受け入れております。


やまがた有機農業の匠

やまがた有機農業の匠認定式

やまがた有機農業の匠認定式

「やまがた有機農業の匠」認定制度の目的

山形県における有機農業の取組みを拡大する為、有機農業を実践する熟練農業者を「やまがた有機農業の匠」として知事が認定し、地域の有機農業を先導する指導的な農業者として、これまで培ってきた知識、経験、技術を生かし、新たに有機農業に取組む農業者等に対しきめ細かな指導や助言を行うことで、安心して有機農業に取組める地域内でのサポート体制を構築する。

庄内協同ファームの生産者からは4名が認定されました。
6月14日県庁での認定証交付式の様子。(県内では19名が認定されました)


2017年5月30日 大麦部会 圃場巡回を行いました。

圃場巡回集合写真2017

大麦圃場2017

今年度は鶏糞等を使った土作りや夏みずたんぼによる除草対策などを行ってきましたが、一部生産者の圃場の連作障害で、全体として昨年よりやや少ない収量となりました。無農薬栽培の大麦ですが、なかなか生産者の思い通りにはいかないものです。


2017年田植え風景

田植え 冨樫俊悦 2017/5/12

2017.5.12 生産者:冨樫 俊悦
品種:減農薬無化学肥料栽培 でわのもち(もち米)

写真の圃場は水稲栽培二年目で昨年は畑から水稲に変えた田畑輪換一年目で圃場内に段差もあり田植えも大変でしたが今年は、段差も解消し土も柔らかくなった事でスムーズに作業が出来ています。晴れの合間を縫っての作業ですが残り数日なんとか天気も持ちこたえて欲しいとの事。

 

 

田植え 小野寺紀允 2017/5/18

2017.5.18 生産者:小野寺 紀允
品種:有機栽培 でわのもち(紙マルチ農法)

少し風が気になりますが、天気に恵まれた田植え日和です。紙マルチによる田植えを行う場合、雨が降っていては作業ができません。代掻きした田んぼが柔らかすぎても後でマルチが剥がれる事もあり上手くいきませんが、生産者も熟練していた為比較的作業が捗りました。田植えも残すところあと一日となりました。このままの天気が続くことを願うばかりです。

 

 

田植え 日向誠 2017/5/19

2017.5.19 生産者:日向 誠
品種:転換期間中有機栽培 ササニシキ

今週は雷雨に始まった天候も週末に近づくにつれ回復し、本日は空が澄み渡りました。4月中旬に種まきを行いましたがうまくいかず、生産者仲間のフォローがあり、やっと田植えが出来ます。その後畔近くの田んぼにはタニシやカエルが発生しています。
生き物と共生しながら、安心していただけるお米をお届けできるよう取り組んでいきたいと思います。(昨年から有機栽培でファームの仲間になっていただいた生産者です。)

 

 

田植え 五十嵐勇輝 2016/5/22

2017.5.22 生産者:五十嵐 勇輝
品種:有機栽培 つや姫 (紙マルチ農法)

先週の雨の影響で予定より幾分遅れての田植えとなりました。風が強いとマルチの繋ぎ目から剥がれてくることもある為作業に時間が掛かる為気を使うのですが、本日は風もなく紙マルチの田植えとしては絶好の天気となりました。苗の状態も良く、満足感のある田植えとなり今後の生育にも期待出来そうです。

 

 

田植え 石垣忠彦 2017/5/24

2017.5.24 生産者:石垣忠彦
品種:有機栽培 つや姫 (紙マルチ農法)

本日は曇り空の中、紙マルチ田植え機での作業です。機械が共同利用の為、自分が最後となりました。以前、夜中に吹いた強風によりマルチが捲れる被害に遭い、一度は挫けたものの、リベンジも兼ねて今年も紙マルチ農法に挑戦です。予報ではにわか雨と出ていますが、何とか雨にも降られずに完了しそうです。昨年よりもきれいにマルチを敷くことが出来ましたので、抑草効果も期待したいものです。

 

 


だだちゃ豆の定植作業(早生品種3回目)

だだちゃ豆の定植作業小野寺貴紀

2017517日 だだちゃ豆の定植作業
(早生品種3回目)

生産者 小野寺 貴紀 圃場

 早生種の定植ですが、段蒔きを行っておりますので、今日は同じ品種の3回目の段蒔きです。手作業の為アルバイトも含め3名で行っておりました。日曜日の日中は晴れでしたが翌朝から月曜日・火曜日と雨模様で一時豪雨も重なり定植が出来ませんでした。

天候にも左右される作業です。1反5畝程行い午後からは、中生品種の播種作業との事です。


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